スヴァールバル諸島, ノルウェー

© AWL Images/Danita Delimont

セイウチの群れ

ここは北極圏に位置するノルウェー領のスヴァールバル諸島。クジラ、イルカ、ホッキョクギツネ、トナカイ、ホッキョクグマなど多くの野生動物の生息地になっています。そして画像は、諸島の中でも最大の島であるスピッツベルゲン島で撮影されたセイウチの群れです…

この大型の海洋哺乳類は群れで暮らすことが多く、大規模な集団を形成して浜辺や氷上で休む光景が見られます。オスは体長約 3.5m で体重は約 1200kg にもなり、牙は 1m にも達することがあります。この牙はオス同士の闘争で優位性や年齢の誇示に使われるほか、外敵への武器や海底で獲物を掘り起こすための道具としても使用されます。